隣の席の瀧くん
「瀧なんか関係ねーし。
そもそも幼なじみの俺の方が花の事知ってるしな!絶対もう一度俺の方に振り向いてくれるように…
…花を落とす」
………え、え…え、
「覚悟しとけよ、花」
そう言ってあたしの後頭部に手をまわし、自分の元に引き寄せ…
「えっ…」
顔が近づいたかと思えば、
ちゅ とあたしの頬にキスをした。
「そそそそそそそ壮ちゃんっ?!!」
びっくりして、壮ちゃんを押し退けた後、自分の頬に手を当てる。
「ふっ、じゃーな」
そう言って部屋から出て行った。
「……なに、これ」
しばらくそこから動けませんでした。