隣の席の瀧くん






「伊藤さん、いいですけどそれはまたにして下さい。今日は一ノ瀬さんと帰るので。」




え、いいの?

じゃあいつか伊藤さんに2人きりで勉強教えるってこと?!




「意味分かんない!」


「一ノ瀬さん?」



だめ、やめなきゃ。



「なんで、2人きりで勉強教えたりする約束彼女の前でするの?
なに図書室で仲良くしてるの?」




止まらない。




「あたしより伊藤さんとの方が一緒にいる時間長いんじゃない?」




爆発してしまった…




「もう嫌だ!!
あたしだってこんな事言いたくないのに……っ、2人で仲良く勉強してれば?!!」



そのまま教室を飛び出してしまった。



最低だ…。




「うっ…」



涙が止まらない。

あたしってこんな嫉妬マンだっけ…

伊藤さんが悪いんだ。
いつもいつも悠人くんに付きまとうから…






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