隣の席の瀧くん




「ちっせーな、お前ら。
んなの普通に話し合えば解決するんじゃねーの?」




寝ていたと思った和が口を開いた。




「んー….、
そうですね…なんとかします。」


「ほんとに頼むよ〜。
これじゃあせっかくの修学旅行楽しめないんですけどー。」





お互い不器用すぎる。


花も花だ。

自分ばっかりすぐカーッとなってしまうところがいけない。



真っ直ぐで素直なところがいいんだけど、たまにそれが悪く出る。



すると、花が戻って来たかと思ったら…




「は!!!」




すっげー号泣してる…え、なになになにお手洗いの間に何があったんだ。






「……杏、うっ…あたし….宣戦布告されちまったよ…」










ーー杏sideおわりーー





< 217 / 299 >

この作品をシェア

pagetop