隣の席の瀧くん
「ちっせーな、お前ら。
んなの普通に話し合えば解決するんじゃねーの?」
寝ていたと思った和が口を開いた。
「んー….、
そうですね…なんとかします。」
「ほんとに頼むよ〜。
これじゃあせっかくの修学旅行楽しめないんですけどー。」
お互い不器用すぎる。
花も花だ。
自分ばっかりすぐカーッとなってしまうところがいけない。
真っ直ぐで素直なところがいいんだけど、たまにそれが悪く出る。
すると、花が戻って来たかと思ったら…
「は!!!」
すっげー号泣してる…え、なになになにお手洗いの間に何があったんだ。
「……杏、うっ…あたし….宣戦布告されちまったよ…」
ーー杏sideおわりーー