隣の席の瀧くん





席につくやすぐ杏に相談した。




「はぁ…あんたね、それで瀧くんが伊藤さんとこに行くとでも思ってんの?」




後ろの2人に気づかれないよう小声で話す。




「だって…不安なんだもん」


「ちゃんと瀧くんを信じなよ。
あんただって、同じ思い瀧くんにさせてるかもしれないんだよ?」


「壮….ちゃんのこと?」




そう聞くとコクリと頷く杏。





「……ちゃんと、夜に悠人くんと話してくる。」




逃げてちゃダメだ。









< 218 / 299 >

この作品をシェア

pagetop