隣の席の瀧くん





……へ。



「影でバレバレです」



あ…


柱に完璧に隠れたつもりだったのに。




「悠人くん…」


「はい、何ですか?」




あたしにそっと近づき、優しくあたしの返事を待つ。




「悠人くん…ごめんねっ…本当にごめんなさい。」



あたしがそう言うと、優しくあたしの髪の毛を撫でる。




「あたしっ、伊藤さんがずっと悠人くんに気があるって知っててずっと不安だったの。それですっごく嫉妬して…1人で突っ走ってた…」


「僕もすいません。
誤解するような行動取ってしまって…。ちゃんと話します。僕たち会話が足りてなかったのかもしれませんね」




と言ってあたしの頬を両手で挟む。




「ふぇっ?!ゆ、悠人くんっ?!」


自然と口元が尖り、
上手く話せない!!!!!







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