隣の席の瀧くん





悠人くんって…あんなっ…



最初の頃なんて、


”『僕には関係ありませんので』”


クソがつくくらい真面目でお堅くて暗くて地味な奴って思ってたのに…




”「好きだよ」”ーーー。



oh…GAP…




「ふっ、」



無理、にやける。





「きも」



はっ、


杏がいることをすっかり







思い出すと、ニヤけてしまう。




「杏ごめんっ、
協力してもらってたんだね…!
ありがとうね」


「あ、やっと戻った。…てか、この部屋で何してたのよ、やだやだこの後寝れなーい」


「なっ、なんのことでしょう…」


「花のキモい様子みてたら分かるわよ!相っ当あっまい仲直りだったってことがね!!!!」


「んふふふふふふ…そうなの…ふっ、あの瀧悠人が?!ってなるよ…聞く?」




杏の肩に顎を乗せる。





「瀧くんの…ギャップとやらですか、花さん」


「いぇあ、GAP」


「レアだし聞く」





それから、きゃっきゃっ と女子トークが止まらない夜でした。









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