隣の席の瀧くん
「待ってよ…悠人くん」
あたしは急いで悠人くんの後を追いかける。
「何ですか」
うっ、怒ってる。
「ごめんなさい…」
「…別にもういいですよ。
その代わり、今週の日曜日空けておいて下さいね」
「えっ?」
「迎えに行きます。10時に」
「えっ、これって…」
「デートです。寝坊しないで下さいよ」
わ、わ、何この…
↓↓からの↑↑これ!!!!
「やったー!楽しみっ、あたし早起きする!どこ行くの?ねぇねぇっ」
廊下で皆んながいるのに、グイグイと悠人くんの腕を揺らす。
「ちょ、皆んな見てますよ。あまり一緒にいない方が」