隣の席の瀧くん



『では、次に一ノ瀬花さん!』



……うう、



マイクを向けられ、皆んなの視線があたしに向けられる。



「えっ…と…

こ、こんなあたしが選ばれるなんて嘘みたいでびっくりしてます…

あの…ありがとうございます!」



うわーーー!

めっちゃグダグダしたーーー!




「ぷっ」と横から吹き出す笑い声もするし!壮ちゃんの野郎…!




『では、美男美女のお二人でしたー!ありがとうございましたーっ!』



司会の人が締めようとした時だった。



「キーース!」


「キーース!」



へ?


謎のキスコール?!



待って待って、




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