隣の席の瀧くん



『おおおおっと!ここで、彼氏の登場ですか?!?!』



うるさい司会が余計なことを…


その一言で皆んながまた ドッ と騒ぎだす。



するとーー、


「あ…」



悠人くんにとって1番無くてはならない眼鏡が外れてしまった。



ーーー!


や、やばい…っ



やばいやばいやばい…


何故かってーー?




「え、あれ瀧くんかっこよくない?」


「眼鏡ってすげー」


「普通にイケメンなんだけどぉ!」




こうなるからだよーーーーーー!!!





あたしは掴まれてた腕を解き、今度はあたしが悠人くんの右腕を握りしめ走り出した。



「は、花っ?!」



今すぐここから逃げなくては!


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