苦い蜂蜜
私には私の世界がある。
そこには誰も入ることができない、私の世界。

その壁に気付いた人は傷つく。

私は人を傷つけてしまう。

先生の寂しそうな顔見てたら、私は先生と一緒にはなれないと思った。

これ以上誰かを傷つけたくないから。

私は1人で生きていけるよ。

卒業式を終えた後、先生には何も言わず私は東京に向かった。

何かがきっと変わるはず。



それでも私の壁をどこかでぶち破ってくれる人を探してた。

見つからなかったんだけれどね。
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