おとぎ




「川名!」

家に帰る途中、懐かしい声。


「光・・輝?」

「あたり☆・・大変だったな。」

秀ちゃんの事、雑誌で見たのかな?


「大変なのは私じゃないよ?」

「でもよお・・・」


「ダンに、会ったよ。」

「え?」

「生意気だね。」

「ああ。アイツ全然変わってねぇな。
 でも、いいヤツだったろ。」

「うん。いいヤツだった。」


そのまま何十分か話してしまった。





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