おとぎ




寂しくなんかないもん。

寂しくなんか・・・


秀ちゃんはいつも気紛れで急だった。

それに私は振り回される事なんか、

何度も何度もあった。


でもね、いつも喜びをくれたんだ。

いつもいつも、私は秀ちゃんの魔法に

助けられて、笑顔をもらっていたんだね。


秀ちゃん、ありがとう。


でっかくなって私を泣かせてね。


だから、もう泣かないよ。





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