おとぎ



「知ってんの?」

「別に。」

「もしかして・・・」

「え?」

光輝は恭子に聞こえないように

私に耳打ちをした。


「え!?違うよっ!」

「ぷ、わかりやすっ。」

「何の話ぃ?」

「恭子のそのアホづらに笑ったの。」

「ったく、フツー女の子に言う!?」

二人の言い合い。

見てておもしろい。

本当に仲いいのになぁ。




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