おとぎ




その後、私はポールとお茶をした。


「二度目の海外が、
 まさかこんな形とはね・・・」

「でも、あんな派手にやっテ
 生きてるだけラッキーだヨ。」

「そんな・・倒れ方したの?」

「ボク、見ちゃっタからネ。」

「ごめん。」

変な事思い出させちゃったかな。

ポールも辛いのにね。


「また、復帰できるよね?」

更に表情を暗くするポール。


「でき・・ないの?」

「シュウの事ダ。
 ケロっと元気になって退院するサ。」

「そうだよね。」




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