LOVE SITUATION


ある程度引っ越しの準備も終わり

俺はお母さんと一緒に挨拶回りに行った


この辺の人たちはとても優しく暖かかった


そして最後に向かいの家に向かった


「引っ越しの準備で忙しいかしら?」

そう言いながらインターホンを鳴らすお母さん


すると大きな扉がガチャっと開いた


「初めまして。向かいに引っ越してきた榊と申します」

お母さんが丁寧にお辞儀する

「あら〜?私たちも今日引っ越してきて今からご挨拶に伺おうと思ってましたの」

なんとも言えない上品な言葉遣いだったから

俺のお母さんも俺も少し戸惑った。

何と言ってもこの向かいの家はこの住宅の中でも一番と行っていいぐらいの

大きい家だった



俺が家を見上げていると

向かいの家の人が


「あら?理沙と同い年かしら?」


といい

「理沙〜!こちらにいらっしゃ〜い!」


その人の声掛けに


ドアの間から見える廊下から


一人の女の子が出てきた



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