LOVE SITUATION


「1階に俺のお母さんが作った雑炊があるから」


そう言って私に冷えピタを渡して


アイツはドアの方に向かった

「....あ、ありがとう....」

後ろを向いたまま

右手を上げて部屋から出て行く


玄関のドアの音を確認すると

私は急いで1階に降りた


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