LOVE SITUATION



やる気もクソも........



そんなことを考えていると

家のインターホンが鳴り響いた


私は基本インターホンには出ない。


出るのはいつもお母さん


だけどそのお母さんもいない


お父さんもいない。



ーピーンポーンー
ーピーンポーンー
ーピンポンピンポンー



「ああああああああもう!!!!!!!!」


なんだ!!!なんて非常識な人だ!!!!!


「なんですか!!!!!!」


そう言って勢いよくドアを開ける



ードンッ!!!!ー


「え!?」


ドアを勢いよく開けすぎて何かにぶつけた。


「もう〜!!誰もいないじゃん!」


ハァ〜と大きくため息をつきドアを閉めようとした時



「......いってぇなぁ......」


足元から男の人の低い声が聞こえた



「え?」


足元を恐る恐る見ると


そこには尻餅をついて腰を抑えている

茶髪の


イケメンが



顔を歪めて


こちらを見上げていた



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