愛か恋かきまぐれか。
学校から駅までの20分の道のりも
いっちゃんと歩けばすぐだった。
「俺、バイトだから。
家まで送れないけど、気をつけろよ。」
「うん、また明日ね。」
いっちゃんとは、ここでバイバイ。
いっちゃんのこの後バイトっていうのは本当。
浮気はするけど
絶対に隠さないし
嘘はつかない。
バイトの後、どうするのかは
わからないけど。
いっちゃんとさよならしたあと、
小さくため息をついて
わたしは駅のホームに入った。
あ、変えなきゃ…
わたしは昨日から女の子の日がきていたから
そのままトイレに。
個室に入って
バックをトイレのフックにかけたその時
ザバッッ
上から水の入ったバケツが降ってきた。