愛か恋かきまぐれか。
…………
「ひかる
大丈夫?
痛くない?」
そう言ってわたしを大切そうに
抱きしめてくれるいっちゃん。
胸がきゅーんとなった。
大切にされてるって感じられた。
「大丈夫。
いっちゃんのこと大好きだから。
大丈夫っ!」
わたしはいっちゃんの首に腕を回して
いっちゃんに抱きついた。
「わ、ひかる。
いきなり動かないで。」
そう言ういっちゃんの顔は
余裕が全くない。
いっちゃんはこういうことに
慣れてるはずなのに
初めてのわたしと
全くおんなじにみえる。
あぁ、もう、大好き!!!
「いっちゃん、好き。
大好き!」
私がそう言うと
「俺も大好き。
ほんとに1番、ひかるが好き。」
と言ってキスしてくれた。