雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》
俺のものって証明しとかないとね
―――文化祭当日。
私は朝から接客に追われていた
妖精の衣装、結局李月君には
最初に見せれなかったんだけど…
なぜか「あの子に接客してほしい!」って
指名されて私は大忙し。
みんな物好きだなぁ…
「森崎、忙しそうだな」
あたふたとしている私に堀田が言う
「なんで皆私って言うんだろ」
「え、そりゃ…」
「可愛いからでしょ」
堀田の言葉に被せて星野君が
私達の前を通りながら言う
ちなみに星野君は裏方。
可愛い…??
「可愛くないよ!」
「はは、無自覚だね~」
私が反対しても適当にあしらわれてしまう
何なんだ…っ!