雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》
――――お昼
私は休憩をもらって中庭に向かう
〈さぁ、始まりました!告白大会!〉
柊木先輩の声が学校中の放送で響き渡る
〈司会・進行は3年柊木 健です。
主催の生徒会から…〉
〈生徒会長の佐伯〉
〈副生徒会長の本庄〉
〈…では早速始めていきましょう!〉
それから告白大会は盛り上がっていた
成功する人、失敗する人……
様々だけど、私は皆尊敬する
想いを伝えるのって勇気がいる
しかも、みんなの前だなんて。
私も1年前毎日のように李月君に告白は
してたけど、それとは桁違いだ