雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》






その後の二人の会話は聞こえてなかったけど


しばらくして葵さんは帰っていった






なんとなく李月君と顔を合わせる気にも

ならなくなってきた


立ち上がって李月君たちと逆方向に歩いた





でも




「……風和?」



離れてるはずなのに

李月君の声ははっきり聞こえる






それに構わず私は歩き続けた



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