雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》
「三田君…?どうしてここに…」
どうして私の家を知っているんだろう。
少し不気味に感じた
「僕も近く住んでて元々知ってたんですよ!
怪しまないでください…!」
私の気持ちが伝わったのか弁解する三田君
まぁ、近くに住んでたなら知ってるか…
あの事件で多少は有名なわけだし。
「俺、この前の料理教室で料理に目覚めちゃって!
今日アップルパイ焼いたんで一緒にどうですか??」
アップルパイ!
私の大好物だけど…
李月君以外の男の人を家にあげるのは
少し気がひける。