雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》






傘もささずに雨の中をひたすらに走り抜ける


ふと目に入った公園に入ることにした




とりあえずブランコに腰掛けた

濡れることは気にする余裕がない




こわい…こわいこわい


だ、誰かに助けを求めなきゃ……っ




そこで私はほぼ無意識に
李月君へと電話をかけた




何コールかは忘れたけど
すごく長く感じる時間のあと


「もしもし…風和?」



という愛しい声がした





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