雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》




「わかった、すぐ行く」



李月君が葵さんに言っているのが聞こえた




「…で、どうした?」



どんなに忙しい時でも
私を優先してくれる李月君が大好きだよ




でも今日はきっと邪魔にしかならない





「ううん…っ、何でもない!

会議なこと忘れてたや…へへ、じゃあね!」





私はほぼ無理やり電話を切った






< 225 / 256 >

この作品をシェア

pagetop