雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》








それから俺はひたすら走った


風和は電話をしても出ない



風和の家は会社から結構離れている


電車に乗って移動するも

俺は気が気ではなかった




電話の向こうは雨の音がした



きっと外にいる






この大雨の中で。





雨の苦手な風和が何の理由もなく

外にいるはずがない。







そしたら家にはいないだろう





風和の家の近くで風和がいそうな場所…




あそこだったら……





< 240 / 256 >

この作品をシェア

pagetop