雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》






風和の家から少し近い公園に来た




ブランコのところに小さな人影があった



「……やっぱり」





やっぱりいた






ブランコに座っている風和は
ただただ濡れている





なんで傘差してないんだよ…





俺は風和のもとへ行き

傘を差した






「……風和」





ごめん、ひとりにして。




< 241 / 256 >

この作品をシェア

pagetop