雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》
女嫌いでクールな李月君が?
初対面の日代ちゃんと話したの?
「へ、へぇ…」
「においも嗅がせてもらいました!」
そう言って日代ちゃんは
腕を嗅ぐ真似をしてニコッと笑った
に、においまで…
あぁ、嫌だな。
他の女の子が李月君のにおい嗅いだんだ
「まぁ、でも冷たいのは
変わんないですけどね~」
その日代ちゃんの一言に
少しホッとしてしまった
李月君が甘いのは私にだけなんだ
なんて、醜い考え。