【完】もう一度、キミのとなりで。
そして、そのまましばらく二人でぬいぐるみの手触りを比べたりしながらずっとそのコーナーで話していて。
お互いくだらないことばかり言っていたけれど、そんなやり取りがまたすごく楽しかった。
碧空くんといるとやっぱりとても居心地がいい。
何時間でも一緒にいられるような気がしてしまう。
こうして二人で出かけるのなんて本当に久しぶりだったけれど、それを感じさせないくらいにただずっと楽しくて。
家を出る前はあんなに緊張していたのが嘘のようだった。
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