【完】もう一度、キミのとなりで。
「S高を受けたい」と言ったときは親にも先生にも「無理だ」「アホか」と言われたけど、あきらめなかった。
蛍と一緒の高校に行きたい……その思いだけで頑張ることができた。
そして猛勉強の末、奇跡的に俺はS高に合格する。
最初は公立に行けと言っていた親も、俺が努力して進学校に受かったことをすごく喜んでくれた。
嬉しかった。これで蛍のそばにいられる……そう思った。
.
*
.