円舞曲はあなたの腕の中で~お嬢様、メイドになって舞踏会に潜入する~
「わかった。もう、トーマスのことは
言わない。だから、目を閉じてごらん?」
ウィリアムは、エリノアの頬にかかった
髪を指先で払った。
「ウィリアム、何するの?」
「この間の続きだよ……」
続きって、何?
エリノアが質問をする前に、ウィリアムはそっと唇を重ねて来た。
最初は、そっと唇が重なる程度のキス。
彼は、一度のキスに時間をかける。
少し、離れてお互い見つめあう。
彼は、彼女の期待を裏切るように、
唇の真ん中ではなく、右の口角の端に
キスをした。
彼女の方が焦れて、彼のキスを欲しがって唇を尖らせる。
ウィリアムは、弄ぶように彼女のキスから逃れて、反対側の口角にキスをした。
「意地悪、もう」
エリノアが戸惑って、体を反らそうとする。
ウィリアムは、ダメだよと笑って、
彼女の頭を優しく抱いて逃げ場を
なくした。
彼がゆっくりと唇を重ねると、
エリノアは積極的にキスを返していく。
ずっと唇を重ねたまま、エリノアは、
自分の奥底から今まで感じなかった、
熱のようなものがわき上がってくるのを
感じた。
他の男性に触れられたけれど、
ウィリアムは、他の二人とはまるで違う。
どうしてだろう?
彼は、昔からずっとそばにいた人だった。
まるで、もう一人の分身とキスしてる
みたい。
いつも近くにいて、見慣れた人だった。
そのウィリアムと自分はキスをしている。
もう、何年も何十回も、キスをしてきた
感じ。
キスして抱き合ってるのが自然だと
思えるくらい。
「ウィリアム、あの……」
まだ、続けるの?
「話は、後でいいかい?」
「早く君を、僕のものにしたい……」
「ウィリアム、それはどういう意味なの?」
「どういう意味って……これから。
ゆっくりと教えてあげる」
言わない。だから、目を閉じてごらん?」
ウィリアムは、エリノアの頬にかかった
髪を指先で払った。
「ウィリアム、何するの?」
「この間の続きだよ……」
続きって、何?
エリノアが質問をする前に、ウィリアムはそっと唇を重ねて来た。
最初は、そっと唇が重なる程度のキス。
彼は、一度のキスに時間をかける。
少し、離れてお互い見つめあう。
彼は、彼女の期待を裏切るように、
唇の真ん中ではなく、右の口角の端に
キスをした。
彼女の方が焦れて、彼のキスを欲しがって唇を尖らせる。
ウィリアムは、弄ぶように彼女のキスから逃れて、反対側の口角にキスをした。
「意地悪、もう」
エリノアが戸惑って、体を反らそうとする。
ウィリアムは、ダメだよと笑って、
彼女の頭を優しく抱いて逃げ場を
なくした。
彼がゆっくりと唇を重ねると、
エリノアは積極的にキスを返していく。
ずっと唇を重ねたまま、エリノアは、
自分の奥底から今まで感じなかった、
熱のようなものがわき上がってくるのを
感じた。
他の男性に触れられたけれど、
ウィリアムは、他の二人とはまるで違う。
どうしてだろう?
彼は、昔からずっとそばにいた人だった。
まるで、もう一人の分身とキスしてる
みたい。
いつも近くにいて、見慣れた人だった。
そのウィリアムと自分はキスをしている。
もう、何年も何十回も、キスをしてきた
感じ。
キスして抱き合ってるのが自然だと
思えるくらい。
「ウィリアム、あの……」
まだ、続けるの?
「話は、後でいいかい?」
「早く君を、僕のものにしたい……」
「ウィリアム、それはどういう意味なの?」
「どういう意味って……これから。
ゆっくりと教えてあげる」