円舞曲はあなたの腕の中で~お嬢様、メイドになって舞踏会に潜入する~
「どうした?エリノア、服を脱ぐのが恥ずかしいのか?」
「いいえ。そうではありません」
「ならば、寝室に行こう。早く君に触れたい。もう、少しも待てない」
ウィリアムは、暖炉の火を完全に消してしまった。
ふわっと体が浮いた。
彼は、エリノアを抱き上げると、寝室のドアを開けベッドに横たえた。
ウィリアムは、彼女に寄り添うと、軽く額にキスをした。
「照れているのか?顔が赤いぞ」
「照れているのではありません……
こんなのは、止めてください」
「そうか?僕は、止めたくない。
せっかく君と二人きりでいるのに、他に何をするのだ?」
ウィリアムは、熱のこもった目で見つめて、エリノアの決心を溶かして、くじけさせようとする。
「他に何をするのかですって!
ウィリアム、私はミーガンのようになりたくないの」
ウィリアムは、なんだというように、くすくすと笑った。
「どうした?妊娠するのが嫌なのか?」
「そうです。子供が出来たらどうするんですか?」
彼は、憎たらしいほどうっとりさせるキスの合間に言う。
「子度が出来たら、産めばいい。たくさん産めばいい」
「たくさん産む?ウィリアム、産めばいいって」
「そうだ。侯爵家の跡取りだからな。
たくさん産んでおくれ。
君が僕の子供を産んでくれないと、家系が絶えてしまう」
「ウィリアム?あなたは、私をどうしようと思ってるの?」
「どうするって、ずっとそばに置いて、一緒に寝て、一緒に目覚める。当たり前だろう?
君と結婚する。夫婦になるんだ。
結婚もしないで子どもなんか作れるか。
エリノア、どうやら、君を結婚させたくないと思っていたのは、僕の方だった。
片っ端から君の縁談を断って、君には悪いことをした」
「ウィリアム、ちょっと待って、
今、考えるから……」
「考えることなんかないさ。君は、黙って僕の言う通りにしていればいい」
「いいえ。そうではありません」
「ならば、寝室に行こう。早く君に触れたい。もう、少しも待てない」
ウィリアムは、暖炉の火を完全に消してしまった。
ふわっと体が浮いた。
彼は、エリノアを抱き上げると、寝室のドアを開けベッドに横たえた。
ウィリアムは、彼女に寄り添うと、軽く額にキスをした。
「照れているのか?顔が赤いぞ」
「照れているのではありません……
こんなのは、止めてください」
「そうか?僕は、止めたくない。
せっかく君と二人きりでいるのに、他に何をするのだ?」
ウィリアムは、熱のこもった目で見つめて、エリノアの決心を溶かして、くじけさせようとする。
「他に何をするのかですって!
ウィリアム、私はミーガンのようになりたくないの」
ウィリアムは、なんだというように、くすくすと笑った。
「どうした?妊娠するのが嫌なのか?」
「そうです。子供が出来たらどうするんですか?」
彼は、憎たらしいほどうっとりさせるキスの合間に言う。
「子度が出来たら、産めばいい。たくさん産めばいい」
「たくさん産む?ウィリアム、産めばいいって」
「そうだ。侯爵家の跡取りだからな。
たくさん産んでおくれ。
君が僕の子供を産んでくれないと、家系が絶えてしまう」
「ウィリアム?あなたは、私をどうしようと思ってるの?」
「どうするって、ずっとそばに置いて、一緒に寝て、一緒に目覚める。当たり前だろう?
君と結婚する。夫婦になるんだ。
結婚もしないで子どもなんか作れるか。
エリノア、どうやら、君を結婚させたくないと思っていたのは、僕の方だった。
片っ端から君の縁談を断って、君には悪いことをした」
「ウィリアム、ちょっと待って、
今、考えるから……」
「考えることなんかないさ。君は、黙って僕の言う通りにしていればいい」