覚醒者3号-第二次調査報告-
名も知られていない小さな町。
そこで私と小山田君は、機関の特殊部隊の襲撃を受けた。
隠密行動に長け、暗殺や拉致を得意とする、訓練を十二分に受けた戦闘のプロ達。
それ程の者達でさえ、今の小山田君を捕らえる事はできなかった。
小山田君の発火能力は、念じる事で炎を発生させる。
その温度、大きさ、形状も、彼の意思一つで変えられる。
どんな兵器をも上回る破壊力を秘めた能力。
成程、機関が覚醒者を軍事利用しようとした理由も納得できる。
ともかく、機関が送ってきた特殊部隊は小山田君たった一人によって壊滅させられ、最後の一人に対し、小山田君はこんな質問をした。
「貴様らのアジトはどこだ。叩き潰してやる。言わないなら貴様を叩き潰す」
…結論から言うと、機関の末端に属するその特殊部隊隊員では、機関の本部までは知らなかった。
長年覚醒者として機関にいた私でさえ本拠地は知らないのだ。
当然と言えば当然である。
しかし。
その隊員はある情報を握っていた。
…この近隣…とある山中に、機関の施設があるのだという。
どのような施設なのか詳細はわからないらしいが、何らかの実験をしている場所であるのは間違いないという事だった。
「言ったぞ…だから命だけは…!」
懇願する隊員に対し。
「散々罪もない人を拉致してきておいて…命乞いできる立場か…!」
小山田君は非情に、その隊員を真紅の制裁で焼き尽くした。
そこで私と小山田君は、機関の特殊部隊の襲撃を受けた。
隠密行動に長け、暗殺や拉致を得意とする、訓練を十二分に受けた戦闘のプロ達。
それ程の者達でさえ、今の小山田君を捕らえる事はできなかった。
小山田君の発火能力は、念じる事で炎を発生させる。
その温度、大きさ、形状も、彼の意思一つで変えられる。
どんな兵器をも上回る破壊力を秘めた能力。
成程、機関が覚醒者を軍事利用しようとした理由も納得できる。
ともかく、機関が送ってきた特殊部隊は小山田君たった一人によって壊滅させられ、最後の一人に対し、小山田君はこんな質問をした。
「貴様らのアジトはどこだ。叩き潰してやる。言わないなら貴様を叩き潰す」
…結論から言うと、機関の末端に属するその特殊部隊隊員では、機関の本部までは知らなかった。
長年覚醒者として機関にいた私でさえ本拠地は知らないのだ。
当然と言えば当然である。
しかし。
その隊員はある情報を握っていた。
…この近隣…とある山中に、機関の施設があるのだという。
どのような施設なのか詳細はわからないらしいが、何らかの実験をしている場所であるのは間違いないという事だった。
「言ったぞ…だから命だけは…!」
懇願する隊員に対し。
「散々罪もない人を拉致してきておいて…命乞いできる立場か…!」
小山田君は非情に、その隊員を真紅の制裁で焼き尽くした。