最初で最後の『大嫌いっ…!』
私の心。
私には心を許せる『家族』と言える人間が一人も居ない。





17年間生きて思う





『どうして、私なの…?』

私には両親が居なければ、兄弟も居ない。

両親が居ない私にとって Γ悲しみ」 Γ孤独」 「怒り」は頻繁に自分を傷つけ、己の心を閉ざした。






「幸せ」って何だと思う?





自分に問う。

大切な人と好きな場所で好きなように暮らして、一生を終えることっ

『だと…おもう…』

一人きりの部屋で静かに発した言葉。

沈黙の後、一階からの祖母の声で我に返った。

『結愛ちゃん、ご飯の用意ができたわよ。』

優しい祖母の声がして私はすぐに反応した。

『はーいっ!』

自分以外に本性を見せない、それが私。

菊地 結愛だ。





























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