BAD & BAD【Ⅱ】




うぅ、たかやんがいじめてくる。



私、今日は真面目なのに。バカって言われる筋合いないのに。


いいところしかない私を妬んでるの?



大丈夫だよ、たかやん。

たかやんにもそれなりにいいところはあるから!



「……やっぱ、お前バカだわ」


「なぜ今そう思った!?」



たかやん、呆れ果てた目で私を見るのはやめて。


私達、親友でしょ?

仲良くしようよ!





「お前らって、いっつもそんなガキみてぇな言い合いしてんの?」



背後から聞き覚えのある、上から目線な口調が聞こえて振り返ると。


そこには、俺様代表の朔【サク】がいた。



「久し振りだな、朔」


「おっす、鷹也【タカヤ】。弘也と剛も、お久ー」




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