1st love
朝、いつも通りに家を出る。
冷たい風がいつも以上に冷たい。
あたしは学校にはいつも早めに着く。
教室には、まだ2、3人。
昨日散々考えたが…
―やっぱり納得できない。
せめて理由が聞きたい。
このまま別れるなんて絶対イヤだ―
あたしが携帯とにらめっこしているうちに、はるかも友達と教室に来た。
廊下にでて、昨日の事を全部話した。
はるかに話を聞いてもらえただけで、気持ちが楽になった。
このどうしようもないあたしの気持ちをぶつける所がなかったから。