1st love
その日の夜。
やっとアキラからメールが来た。
「そっかぁ、すごいじゃん!!本当におめでとう!今度お祝いしなきゃね!」
―やっぱりアキラも喜んでくれた。みんなに祝福されて…受けてみて良かったな―
返信が遅かったのも気にはなったが理由まで聞けなかった。
就職も決まり、これからは毎日を慌ただしく過ごさなくていいという安心感。
あたしはこの満たされた気分の中、母が奮発して作ってくれたご飯を食べた。
アキラは、
「今週の土曜日に優子の就職祝いとして二人で飲もう!」
って言ってくれた。