零度の華 Ⅰ


「しかし、期間まで日数はまだあります。任務は遂行します」


『戻れ。もう十分だ。それに、怪しまれている中でこれ以上、潜伏はやめておいた方がいい』


「...........わかりました。でも、どうして怪しまれていると思われたのですか?私は一言も言ってない筈ですが」


『情報を聞いていれば分かる。お前から聞く話は人と関わっていながらも独自で調べている情報が多い。そうなれば勘の鋭いは怪しむだろう』


「さすが、零(ゼロ)様ですね。一番に私のことを怪しむようになったのは零(ゼロ)様が目をつけていた、鷹見という男でした」




やっぱりか

鷹見は鋭いからな、あたしでも近づきたくない奴だ


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