零度の華 Ⅰ



「そこまで調べておいて報告なしか」


『あたしはSQUELETTE(スクレット)を早く殺したいんだ。そんな奴なんてどうでもいい。殺してしまえば一緒だ』


「お前を殺すために、他の組織から腕の立つ奴を奪って自分のものにしてきてる。関係ない奴まで殺るつもりか?」


『あたしは善人じゃない。殺すことに躊躇いはない。あたしに刃を向けた奴は遠慮なく殺す。例え、それがお前であってもな』



あたしは自分以外信用してない


認めた人はいる、だが信用なんてしちゃいない



認めている奴が刃を向けたらあたしは躊躇なく殺す



そこに感情なんてものは生まれない

あたしの言葉を聞き、雲雀は大笑いをしている


落ち着いたのち話し始めた



「お前は最高だ。だから、俺は狼(ロウ)じゃないといけないんだ。でも、俺を殺せるか?」



あたしは嘲笑う


『殺せるよ。思いっきり残酷にな』


誰であろうと殺せる

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