零度の華 Ⅰ
今回、殺す相手は後藤ーゴトウー組
数はざっと400人前後で、問題沙汰の組らしい
どうやら、燕(スワロー)の復讐相手みたいだ
『燕(スワロー)、復讐が終わったらどうするつもりだ?』
「復讐できるのは零(ゼロ)のおかげだと思っている。俺はここ(MIUNIT‐ミニュイ‐)に尽くすつもりだ」
『普通に戻れなくなるぞ?』
「戻れないところにいる。覚悟はしていたから問題ない」
燕(スワロー)、いや、里見忍の瞳を見るとそれが分かる
復讐をすると決めた時から、それなりの覚悟をしていたのだろう
意志が固まっているのなら助かる
こんなこと聞いたのも、目的が達成した後、仕事にならず組織の情報が洩れるようなことが何度かあったからだ