零度の華 Ⅰ


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予告した前日に烏(クロウ)にある紙を渡した



「これ通りに殺れということですか?」


『あぁ』


「自由に殺っていいのではなかったのですか?」


『明日はこれ通りに進めてくれ。時間厳守で頼むぞ』




烏(クロウ)に渡した紙は、殺す奴の名前とそれを実行する時間が書いてあるもの



だいたい30分おきに殺しが仕組まれている

殺すのに時間はかからないから長いのは移動時間の分





「わざわざ、こんな面倒なことするんですか?大量殺人をやるのであれば人が多い所を狙えばいいと思いますが。それに、前日に渡されても個人なので探すのが大変なんですけど」



文句の多い奴だな




『あたしがやることには意味がある。これ。印のある場所に行けば必ず会えるから』




もう1枚、紙を烏(クロウ)に渡し、その場を去る



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