零度の華 Ⅰ


本名は確か、青山海斗-アオヤマカイト-

黒髪に青のメッシュで茶色の目をしている



『人気者も辛いもんだぞ?お前が俺を喰うか?』


嫌味たっぷりで笑いながら言うと、案の定鯱(オーカ)はキレた



「いいだろ。何も残らないくらいに俺がお前を喰ってやるよ」


その時、タイミングをよんだのか放送がかかる



ピンポンパンポン~


〈____これより、会議を行う。各部署のリーダーは会議室に集まるように。繰り返す……〉


時計を見ると午後8時になる10分前となっていた




「チッ。収集がかかったか。自分が上だからって調子に乗るなよ」


鯱(オーカ)はあたしにそう言うと、先に会議室へと向かった

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