零度の華 Ⅰ



『教えてやる、と言いたいとこだが何も情報がないんでな。殺し屋の情報なんてそう簡単に入手できねぇよ』



それを聞いてホッと安心してしている様子の2人


だが、面白い話を聞かせてもらったんだ


見返りは大事だよな





『1つだけ知っていることを教えてやる。零(ゼロ)の殺しは依頼みたいだぜ。殺しを頼みたいなら、大金を用意して殺してもらいな』






あたしはそれだけ教えると、その場を去り家へと帰る



外に長い時間いたため、体が冷たくなっている


急いでシャワーを浴びて、少しの仮眠をとることにした



4時間ほど寝た後は、身支度を済ませ学校へと向かった



学校では零(ゼロ)の話題で持ち切り


絶えることのない声の嵐を、何気ない顔で通り過ぎる


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