俺を好きになってよ。
「よっしー!!!」
「わっ、びっくりした…!何…?」
「数学!!…教えてください!!」
そして、放課後。
私はよっしーに勉強を教えてもらってます。
ですが…
「ここにXを代入して解いていけばいいよ」
全くわかりません。
よっしーの教え方はうまい!!!
だが、私の理解力の問題…。
「凛月、大丈夫?」
「うう、ごめんよ…よっしー。私無理かも…」
「俺は平気だよ。ゆっくりでいいから解いてみ?」
よっしー…!!!
なんて優男なんだ!!!
感謝しなければ!!
「そういえば、今日南といなかったな」
「え?あ…そう言われてみれば」
南は学校に来てた。
でも、授業中しか話さなかったし、授業が終ったらすぐ何処か行っちゃったからあまり話してない。
「まぁ、向こうも忙しいんじゃない?ほら、私みたいに赤点とりそうで!」
「……だといいけどな」
よっしーは何か考えているようだったけど、勉強しか頭になくて聞く暇もなかった。
これ、本当に大丈夫なのかな…。