俺を好きになってよ。
そして土日をはさみ、月曜日。
「おはよー、りっちゃん」
「おはよ、南」
教室に入り、席につき、普通に挨拶はした。
あれから、どこから情報がまわったのか私達が終わった事を皆知っていた。
やっぱり、遊びなのかな〜
次、私と付き合ってくれないかな〜
なんて言う女子の声はどうでもよかった。
私達は普通の友達だから。
だから、
「南っ!」
「奈那!」
2人が付き合ってもなんとも思わないはずなのに。
「…りっちゃん、保健室行こ…?」
「……うん」
胸の中がポッカリ空いてしまったような感じがした。