俺を好きになってよ。

「りっちゃん!どこ行ってたのー!?」

「凛月、早く決めようぜ」

「……」








……え?






教室を開けると教卓には南とよっしーが立っていて。

それから……。



「…ごめん、日高さん。ウチら強く言いすぎたよね…?」

「帰ろーなんて言っちゃったけど……皆で決めよ?」


南の周りにいた女子。と、クラスの人達。



「え……帰ったんじゃ…」

「佐野くんが皆に言ったんだ〜」

麻衣子がこっそり教えてくれた。

嘘……。


「…りっちゃん、ごめんね。困ってたの気づいてやれなくて。勝手すぎるけど今から決めても大丈夫かな?」

「え……あ…うん」

「よし!じゃあ、皆!やりたい出し物あげてって!」



何これ…。
南が皆を集めてくれたの…?
あんなにやる気無さそうだったのに…。


視界が滲む。




頭おかしくなりそう。





めちゃくちゃだよ……





本当に勝手だ……





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