俺を好きになってよ。
幸せ

しばらくして私達は教室に戻った。


教室に入るとみんなが一斉に駆け寄ってきた。

「ねぇ、りっちゃん!!さっきのどういう事なの!?」

「お前ら付き合うの?」

「ちょ、麻衣子、よっしー落ち着いて!」


さっきのって……あぁ…イベントか…。


校内にまで聞こえてたの!?


だから教室に戻る間、私達ジロジロと道行く人に見られてたのか…。



私は南を見る。


南はずっとニコニコしてて気持ち悪い。



「あー…実は…」

「俺達結婚することになりましたー!」


「「「えええぇぇぇぇええっ!!?」」」



「ちょ!!ちょっと待って!!何言ってるの!!?」


結婚!?

待って、付き合うじゃなくて!!??


「え、さっき言ったらこちらこそって…」

「ああああれは!…付き合ってからかと思って…」

「え!もしかして、結婚まで考えてくれてるの!?」

「ばっ!違うから!!!」




嗚呼…私の生活ってのんびり行かないらしい。



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