俺を好きになってよ。
種目決め
あの事件があった日から二週間がたった。
季節は六月にはいっていて、もうすぐで球技大会がある。
球技大会かぁー、今年は何やろうかなー。
黒板に書かれている種目は、サッカー、バスケ、テニス、バレー、卓球の5種目。
サッカーもいいな、あ、でもバスケもいいな〜!
「りっちゃん、本当運動好きだよね!まいどれも苦手だよ〜…」
麻衣子が後ろを振り向き、話しかけてきた。
「運動しかとりえないからね〜!麻衣子、一緒にやろ!」
六月が始まった時と同時に、席替えをした。
私の席は窓側から2列目の一番後ろ。
麻衣子は私の前で。
よっしーは運良く麻衣子の隣になったのだ。
で、南はというと…。
「りっちゃん!俺バスケやるね!」
「勝手にやりなさいよ…」
私の隣。
つまり、窓際に運良く4人が固まったわけだ。