俺を好きになってよ。
ドキドキの球技大会!


球技大会大会当日。
話が長い開会式も終わり、それぞれの試合が始まろうとしていた。

前半の種目はサッカー、テニス、卓球。

後半の種目はバスケ、バレーとなっている。

前半終わるまで特にすることないかな…。

って思っていたけど、肝心なこと忘れてた!!!



それは、種目決めの時に遡る。


「…これで、全員種目が決まったな。あと、得点版・ボール係を決めようと思う。誰かやらないかー?」

なんて。先生の話を右から左に聞いていたからバチが当たったのだろうか。

「りっちゃん」

「何、南」

突然声をひそめながら話しかけてくるから、私も声を小さくして話す。

「さっきから、由貴見すぎだよ?」

「っ!なっ!別に見てなんか…!」

いきなりそう言われてびっくりした私は思わず声を荒らげてしまった。

「なんだー、日高。やってくれるのか。じゃ、よろしくなー。ではこれで授業終わるぞー」

「…ちょ、は…えぇっ!?」






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