俺を好きになってよ。


ってなわけで、私はクラスの人が出る種目の、得点版・ボール係になってしまったわけだ。


で、今私は得点を書く紙とサッカーボールを二つ持っている。
うう、きつい。
腕が疲れるわ…。

南め、仕組んだな…。
後でもう一回しばくか。

それより、この係仕事多すぎるっつーの!
団体戦だから、クラスの子固まっててよかったけれど、さすがにきついよ。

先生鬼すぎる…。




「凛月、手伝うよ」

ああ、白馬の王子様きたぁぁぁっっ!!
救世主だわ、アンタ!!

よっしーは私の返事も聞かずボールを持ってくれた。
どうやって育ったらこんな優男になるのやら。

「きっとよっしーは、いい所の御曹司だね…」

「ははっ…凛月…大丈夫…?」


よっしーの笑顔も見れたことだし!頑張るか〜!

そうして、私とよっしーは得点版の仕事をやったり、ボール交換をしたり、地味に大変だった。

それは、種目が変わっても変わらず大変だったけど、やっと前半の種目が終わった。

そして、軽くお昼を済ませ、私とよっしーはボールを片付けていた。




< 36 / 274 >

この作品をシェア

pagetop